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【感染・スポット・危険情報】

※ 本情報は、海外に渡航・滞在される方が自分自身の判断で安全を確保するための参考情報です。

本情報が発出されていないからといって、安全が保証されるというものではありません。

※ 本情報は、法令上の強制力をもって、個人の渡航や旅行会社による主催旅行を禁止したり、

退避を命令するものでもありません。

※ 海外では「自分の身は自分で守る」との心構えをもって、渡航・滞在の目的に合わせた

情報収集や安全対策に努めてください。


【感染症関連情報】

1.感染症危険情報   

現在、感染症危険情報は出ていません。

2.感染症広域情報   

2013年04月26日       

海外へ渡航される皆様へ(動物検疫に関する注意)

3.感染症スポット情報   

現在、感染症スポット情報は出ていません。 このページのトップへ戻る


【最新スポット情報】


イスラエル:テルアビブ市内における爆弾テロの発生に伴う注意喚起(2012年11月22日)



【危険情報】 

本情報は2013年05月07日現在有効です。

イスラエル及び西岸・ガザ地区に対する渡航情報(危険情報)の発出
2013年02月05日






●ガザ地区及び同地区との境界周辺

:「渡航の延期をお勧めします。」(所属企業や団体等を通じて組織としての必要かつ十分な

安全対策をとることのできない場合,渡航の取りやめ及び国外への退避をお勧めします。)(継続)

●西岸(ジェリコ,ベツレヘム,ラマッラ及びこれら3都市とエルサレムを結ぶ幹線道路並びに西岸内
の国道1号線及び90号線を除く),西岸との境界周辺,レバノンとの国境付近

:「渡航の延期をお勧めします。」(継続)

●ガザ地区との境界周辺からイスラエル領内概ね40キロ圏内の地域  

: 「十分注意してください。」(引き下げ)

●上記以外の地域

:「十分注意してください。」(継続)



☆詳細については,下記の内容をよくお読みください。

1.概況


(1)パレスチナ自治区は,西岸とガザ地区とに分かれます。西岸においては,

アッバース大統領を長とするパレスチナ自治政府が,国際社会の協力を得つつ,治安改善に積極的に取り組んでおり,
その結果,同政府が管轄する地域の治安状況は以前に比べれば改善されてきています。他方,ガザ地区については,
イスラエルがテロ集団としているハマス(イスラム原理主義組織)により実効支配されており,また,
他にも過激な勢力が活動しているため,治安情勢はより不安定です。


(2)ガザ地区については,ガザ地区からのロケット弾発射とそれに対するイスラエルの報復攻撃や外国人を標的とした
誘拐事件等,ガザ情勢は不安定な状況が継続していましたが,特に,2012年10月以降,ガザ地区からのイスラエルに対する
ロケット弾攻撃が激化し,11月中旬以降イスラエルによるガザ地区への大規模空爆が行われました。
これに対してガザ地区からのロケット攻撃が一層激化し,イスラエル領内に多数のロケット弾が着弾しましたが,同年11月21日には,
停戦が成立し,その後,停戦合意に盛り込まれている,ガザとの通行の円滑化等に関する交渉が開始されました。
当面停戦状態が覆されるような状況にはないものの,同交渉の行方やガザ地区への武器の流入が止められるかなどは不透明で,
引き続き十分な注意が必要です。


(3)西岸の状況は,ガザ地区に比べれば安定しており,一般的な治安状況も,対イスラエル・テロが頻繁に発生した
2000年代前半に比べて改善されつつあります。このような治安状況の改善を受け,イスラエル軍は,西岸におけるチェックポイント
の撤去や通常検問の解除を徐々に実施してきています。

 しかし,現在でもイスラエル軍によるパレスチナ人活動家の連行や,ユダヤ人入植地付近での入植者とパレスチナ人
住民の衝突が頻発しているほか,西岸の主要都市外ではデモや投石,イスラエル治安当局に対する火炎瓶の投てきなどが度々行われています。
また,イスラエル軍及びパレスチナ側治安当局による過激派勢力掃討作戦が実施されており,死傷者が出る事案も起きています。
情勢が緊張すれば,イスラエル軍による道路封鎖や検問の強化等によって,西岸へのアクセスや西岸内の移動が制約される可能性は常に
存在します。


(4)イスラエル北部においては,2011年5月,6月にそれぞれ,シリア・イスラエル間の境界地域でパレスチナ難民等
とイスラエル軍の衝突事件が発生し,死傷者が出ています。同年8月には,イスラエル・レバノン間の境界地域でイスラエル軍と
レバノン国軍の間で銃撃戦が発生し,負傷者も出ています。また,同年11月にはレバノン南部からガリラヤ地方西部へのロケット
弾攻撃がありました。レバノン南部を事実上支配するイスラム原理主義組織ヒズボラの今後の動向によっては,レバノン国境に
近い北部地方で不測の事態が発生する可能性は排除できず,常に最新の政治・治安状況に注意する必要があります。


2.地域情勢

(1)ガザ地区及び同地区との境界周辺
 :「渡航の延期をお勧めします。」(所属企業や団体等を通じて組織としての必要かつ十分な安全対策をとることのできない場合,
渡航の取りやめ及び国外への退避をお勧めします。)
 2008年12月,ガザ地区からのロケット弾及び迫撃砲による攻撃が増加したため,イスラエル軍はガザ地区への
大規模空爆を開始しました。ガザ地区内では,空爆開始以来,翌2009年1月に停戦が実現されるまでに1,300人以上が死亡,
約5,300人が負傷したと発表されました。

 その後も現在に至るまで,ガザ地区からイスラエル国内に向けて,ロケット弾,迫撃砲の攻撃が断続的に行われ,被害が生じています。

2011年4月,ガザ地区から発射された対戦車ミサイルが南部ハネゲブ地区を走行中のバスに直撃し,乗っていた少年が死亡する事件も発生しました。  
特に2012年10月以降,ガザ地区からのイスラエルに対するロケット弾攻撃が激化し,同年11月中旬以降イスラエルによるガザ地区への大規模空爆が行われました。
同月下旬には停戦が成立しましたが,ガザ地区の治安情勢の見通しは引き続き不透明です。

 ガザ地区では,外国人を標的とした誘拐事件も断続的に発生しています。

2007年1月にはペルー人カメラマン,同年3月にはBBCの英国人記者が誘拐される事件が発生し,2011年4月にはイタリア
人活動家が誘拐,殺害される事件も発生しました。今後も同様の事件が発生する可能性は排除できません。 なお,ガザ地区においては,
同地区への入域の制約等のため,在イスラエル日本国大使館の邦人保護業務が困難な状況にあります。  
つきましては,ガザ地区及び境界周辺に渡航を予定されている方は,目的の如何を問わず渡航を延期してください。
なお,真にやむを得ない事情でこれらの地域に渡航・滞在する場合は,国際機関や現地事情に詳しい現地パレスチナ人によるエスコートを得るなど、
所属企業や団体等を通じて組織としての必要かつ十分な安全対策をとってください。
具体的な安全対策の計画に当たっては,実際の渡航・滞在に先立って,民間警備会社等の安全対策の専門家に相談を行い,
所要の身辺警護措置や防護措置が講じられている宿泊施設の利用等の必要かつ十分な安全対策をとってください。また,実際の渡航・滞在に際しては、
現地の最新情報の入手に努めるなど十分注意するとともに、必要に応じ在イスラエル大使館と連絡をとって下さい。夜間の移動は危険性が高まるため,
暗くなってからの移動は避けてください。十分な安全対策をとることのできない場合,渡航の取りやめをお勧めします。

(3)西岸(ジェリコ,ベツレヘム,ラマッラ及びこれら3都市とエルサレムを結ぶ幹線道路並びに西岸内の国道1号線及び90号線を除く),
西岸との境界周辺レバノンとの国境付近  

:「渡航の延期をお勧めします。」
 ア 西岸(ジェリコ,ベツレヘム,ラマッラ及びこれら3都市とエルサレムを結ぶ幹線道路,西岸内の国道1号線及び90号線を除く)
及びその境界周辺の状況西岸の状況は,ガザ地区に比べれば安定しており,パレスチナ自治政府は,米国の支援を得つつ治安改善に積極的に取り組んでいる
ほか,イスラエル側との治安協力も行っています。その結果,ナブルスやジェニン地区等も含め,同政府が管轄する地域の治安状況は改善しています。
しかし,西岸においてもハマス,イスラミック・ジハード等の武装集団は存在します。パレスチナ治安部隊は取締を強化していますが,テロや誘拐等不測の事態が今後も発生する可能性は排除されません。
また,イスラエル軍によるパレスチナ人活動家の連行も日々実施されており,死傷者が発生しています。西岸各地に存在するユダヤ人入植地も対立要因をはらんでおり,
緊張が高まる可能性があります。ヘブロンやナブルス等では,パレスチナ人とユダヤ人入植者の間で衝突も発生しています。西岸地区ラマッラ南部のカランディアにおいては,
2011年8月及び2012年2月に,パレスチナ人とイスラエル軍の激しい衝突が発生し,いずれもパレスチナ人側に死亡者が出ています。
イスラエル軍による道路ブロックや検問の強化等により,西岸へのアクセス,西岸内の移動が制約される可能性は常に存在します。  
2011年3月,西岸北部イタマルで,同地居住のユダヤ人入植者の一家5人が刺殺される事件が発生し,その翌月,事件現場に程近いアワルタ村に居住するパレスチナ人青年2人が本件容疑者として
イスラエル治安当局に逮捕されました。このようなユダヤ人に対する襲撃事案等をきっかけとして,ユダヤ人入植者によるパレスチナ人村落を標的とした放火,
投石等の攻撃が急増しており,国連の統計によれば,2011年には毎週5回のペースで事案が発生しました。  
また,同年4月,ナブルスのヨセフの墓において,入植者集団15人とパレスチナ治安警察の間で衝突が発生し,これにイスラエル軍も介入する中で,イスラエル人1人が死亡,3人が重軽傷を負う事案が発生しました。
最近,ヨセフの墓へのユダヤ人過激派の訪問が激増しており,パレスチナ側との衝突の可能性の高まりなど,今後の動向は注意を要します。  
イスラエルは西岸に分離壁を建設していますが,その一帯ではパレスチナ人活動家を中心とする分離壁抗議グループとイスラエル軍が衝突する事案が発生しています。
例えば,分離壁により分断されているビルイン村では,パレスチナ人のほか,イスラエル人や外国人も抗議行動に参加していますが,抗議行動参加者や見学者がイスラエル軍に銃撃され負傷する事案が発生し,
邦人の負傷者も複数発生しています。そのほか,分離壁に近づいたパレスチナ人がイスラエル軍に銃撃される事案も発生しています。
西岸でも,移動の制約等により,在イスラエル日本国大使館の邦人保護業務が困難な場合があります。  つきましては,西岸(ジェリコ,ベツレヘム,ラマッラ及びこれらの都市とエルサレムを結ぶ幹線道路,
西岸内の国道1号線及び90号線を除く)及びその境界周辺に渡航・滞在を予定されている方は,どのような目的であれ渡航を延期されるようお勧めします。やむを得ず渡航・滞在される場合には,
その時々の政治,治安状況等を十分調査し,現地情勢に詳しい現地の方々などとよく相談されることをお勧めします。また,イスラエル軍による銃撃など不測の事態に巻き込まれることのないよう,
デモや集会活動が行われている場所には絶対に近づかないでください。

 イ レバノンとの国境付近(レバノン国境沿いのイスラエル北部)
 第二次レバノン紛争終了から5年以上が経過し,現在は,イスラエル北部にあるロシュハニクラやダン国立公園などの主要観光地に多くのイスラエル人,
外国人が観光に訪れています。
 しかし,2011年11月にレバノン部からガリラヤ地方西部にロケット弾攻撃がありました。また,レバノン南部を事実上支配し,
イスラエルを敵視するヒズボラは,イスラエルによって占領されているシェバ農場の返還を求めており,今後同係争地域を巡る紛争が発生する可能性があります。  
つきましては,イスラエルとレバノンとの国境付近に渡航・滞在を予定されている方は,どのような目的であれ渡航を延期されるようお勧めします。
やむを得ず渡航・滞在される場合には,その時々の政治,治安状況等を十分調査し,現地情勢に詳しい現地の方などとよく相談されることをお勧めします。
(2)ガザ地区との境界周辺からイスラエル領内概ね40キロ圏内の地域 (アシュドッド,ベエルシェバを含む。ガザ地区との境界周辺を除く。)の状況  
:「十分注意してください。」
 ガザ地区からイスラエル国内に向けて,従来もロケット弾,迫撃砲の攻撃が断続的に行われ被害が生じていましたが,特に,2012年10月以降,ガザ地区からイスラエル側へのロケット攻撃が激化し,
同地域にも多数のロケット弾が着弾しました。これを受けてイスラエル空軍によるガザ地区に対する大規模空爆が行われ事態は緊迫しましたが,同年11月21日の停戦合意以降は,
ガザ地区からロケット弾,迫撃砲の攻撃はみられず,同地域の安全は確保されている状況にあります。  
つきましては,ガザ地区との境界周辺からイスラエル領内概ね40キロ圏内の地域の危険情報を「渡航の是非を検討してください。」から「十分注意してください。」に引き下げますが,
同地域に渡航・滞在を予定されている方は,その時々の政治,治安状況等を十分調査・確認し,現地情勢に詳しい現地の方々などとよく相談されることをお勧めします。

(4)上記以外の地域  

:「十分注意してください。」

 ア ラマッラ及びラマッラとエルサレムを結ぶ幹線道路大統領府や首相府をはじめパレスチナ自治政府の政府機能が集中しているラマッラ市街地においては,最近ではテロや大きな衝突事案は発生しておらず,
治安状況は安定しています。警察は街頭パトロール,犯罪の捜査等に力を注ぐとともに,特に外国人居住者または旅行者の保護を重視しており,外国人居住者が多い地区や外国人旅行者の訪れる場所の警備を強化しています。
最近は,日本人が衝突や騒擾に巻き込まれ被害に遭ったケースは報告されていません。
 また,ラマッラとエルサレムを結ぶ幹線道路上では,一時期,パレスチナ人とイスラエル軍との間で衝突事案が連続して発生していましたが,その後は治安も安定し平穏を取り戻しています。  
同地域に渡航・滞在を予定されている方は,時と場合によっては緊張が急に高まる可能性を常に念頭に置きつつ,常に治安に関する最新情報を入手するなど,安全対策に十分注意を払うことをお勧めします。
また,情勢の変化により,幹線道路に臨時検問所が設置される場合や夜間などに検問所が閉鎖され通過できなくなる場合がありますので注意してください。  
イ 西岸のベツレヘム,ジェリコ及びこれら2都市とエルサレムを結ぶ幹線道路並びに西岸内の国道1号線及び国道90号線沿線の状況  ベツレヘム,ジェリコ及びこれら2都市とエルサレムを結ぶ幹線道路や国道1号線,
ガリラヤ湖と死海を結ぶ国道90号線沿線等においては,大きな衝突事件等の発生は減少しており,治安状況は相対的に安定しています。  ジェリコは,西岸内では最も安定しており,多くの観光客が「誘惑の山」
やジェリコ遺跡などの名跡を訪れています。ベツレヘムでは,特にラヘル検問所(ギロ検問所)からメンジャー広場へアクセスするルートを利用して聖誕教会やミルクグロットなどを訪問する観光客が年々増えています。
しかし,西岸においても武装勢力は存在し,どこかで緊張が高まると西岸全土に広がる可能性があります。  西岸内の国道1号線及び国道90号線の治安情勢についても,比較的安定はしていますが,不測の事態が発生する可能性はあります。
また,情勢の変化によっては,臨時検問所が設置される場合があります。
 ジェリコ,ベツレヘム及びこれら2都市とエルサレムを結ぶ幹線道路に渡航・滞在を予定される方は,時と場合によっては緊張が高まる可能性を念頭に置きつつ,
常に治安に関する最新情報を入手するなど,安全対策に十分注意を払うことをお勧めします。また,エルサレムから死海への訪問,イスラエル南部から北部への移動等のために西岸内で国道1号線や国道90号線の利用を予定される方は,
国道からほかの道路に入り込まないよう注意してください。


 ウ 上記以外の地域(テルアビブ,エルサレムを含む)

治安状況は比較的安定している反面,凶悪犯罪が増加の傾向にあります。
 2012年11月18日,ガザより,テルアビブ市内に向けロケット弾が1~2発発射されましたが,アイアンドームにより迎撃されたとの報道があります。  
2012年11月21日テルアビブ市内の路線バスで爆弾テロ事件が発生し,20人以上が負傷しました。警察等は事件に関係していたとして西岸のパレスチナ人等数名を逮捕しましたが,
事件の詳細はまだ明らかでなく,今後,同種の事件が発生する可能性も否定できません。
 2011年3月,エルサレムのバス停で爆弾テロ事件が発生しました。エルサレムはこれまでもテロの主要な標的とされてきており,実際,イスラエル治安当局がテロを未然に阻止する事例が断続的に発生しています。
また,2009年6月以降,ユダヤ教超正統派の居住区であるメア・シェアリム等で,安息日における駐車場の開放に抗議する超正統派住民のデモ・暴動が頻発しています。また,エルサレム旧市街では,
パレスチナ人とイスラエル治安当局の間で衝突が起こり,負傷者が発生する事案が頻繁に起こっています。このほか,エルサレムにおいては,入植地問題や安息日における工場の営業等のこの地域特有の問題に根ざすデモが頻繁に起こっており,
暴力的な事件が発生することもあります。一般に,エルサレムは複雑な政治情勢下にあるほか,イスラエルとパレスチナの直接的な接点にも当たるので,一般犯罪への対応を含め,常に十分な注意を払って行動することが必要です。  
イスラエル北部のハイファ郊外では,2009年3月,ショッピングモールの屋外駐車場で自家用車が小規模な爆発を起こす事案が発生しました。死傷者はありませんでしたが,爆発後にイスラエル警察が当該車両を確認したところ,約40キロの爆発物を使用した
不発の爆弾を発見し,警察は同爆弾を処理しました。
 2011年8月,イスラエル南部のエイラートからエジプト国境沿いに走る国道12号線で民間のバスと乗用車を標的とした4件の連続テロ事件が発生しました。この際,イスラエル治安当局と実行犯との間で銃撃戦となり,双方に死傷者が発生しました。
実行犯は,シナイ半島から密入国したとの情報もあります。国道12号線とエジプト国境の間は軍により立入禁止となっているほか,情勢により,道路通行が禁止されたり,臨時検問所が設置される場合があります。  
2011年8月,西岸地区からイスラエルに入域したパレスチナ人が,多くの客で賑わうテルアビブ南部のナイト・クラブに盗難したタクシーで乗りつけ,その場に居合わせた通行人や駆けつけた警察官にナイフで切りつける事件が発生し,
警察官を含む8人が負傷しました。
 イスラエルで発生するテロ事件は,一般的に外国人を直接の標的にしたものではないと言われていますが,レストラン,ショッピングセンター,路線バス内,バス停等,人が大勢集まる場所を狙って発生していることから,
日本人を含む外国人が巻き込まれる可能性がありますので,下記3.(1)のような注意が必要です。  
つきましては,これらの地域に渡航・滞在を予定されている方は,常に治安に関する最新情報を入手するなど,安全対策に十分注意を払うことをお勧めします。

3.滞在に当たっての全般的注意
 滞在中は,下記事項に十分注意して行動し,危険を避けるようにしてください。また,外務省,在イスラエル日本国大使館,現地関係機関,報道等より最新情報を入手するよう努めてください。
さらに,別途<安全対策基礎データ>でも参考情報を掲載していますので参照してください。

(1)イスラエル領内における注意事項
 ア 国内の移動に際しては,タクシーやチャーターバス等の交通手段を利用し,テロ活動の標的になりやすい路線バスの利用は避けてください。  
イ レストラン,カフェ,ショッピングセンター,スーパーマーケット,青空市場,バスターミナル,歩行者専用道路(エルサレムのベン・イェフダ通り等),ディスコ,
遊興施設等多数の人が集まる場所はテロ活動の標的になりやすいことに常に留意し,訪れる場合でも不審者や不審物には近づかないなどの安全対策をとってください。  
ウ イスラエル当局はテロ防止対策を極めて重視して厳重に対応しており,空港,ホテル,レストラン,ショッピングセンター等における検査のほか,道路における検問も行っています。
こうした検査・検問には協力的に対応するとともに,誤解を与えるような言動をとらないよう注意してください。  
エ 多数のイスラエル軍兵士が集まっている場所,分離壁を含む軍事施設等は,衝突が発生する可能性が高いため,近づかないようにしてください。
なお,軍事施設や兵士等を撮影する場合には,必ず事前に関連部署から許可を得る必要があります。無許可でカメラ等を向けると,不審者として逮捕されたり,フィルムを没収されることがありますので,誤解を与えるような行動は慎んでください。  
オ デモ・集会等は衝突や騒擾に発展する可能性があるため,遭遇した際は直ちに離れてください。また,大規模なデモやテロ事件が過去に多発した場所等では,不審物処理に伴う道路封鎖や車両検問が頻繁に行われていますので,
十分注意してください。
 カ 不審物を発見した場合,爆弾等の危険物の可能性もありますので,触れずに警察に通報してください。  
キ ゴラン高原イスラエル側占領地域(日本政府はこの地域をイスラエル領として認めていません。)に入域することはできますが,国連兵力引き離し監視隊(UNDOF)の兵力引き離し地域(AOS)
等には入域できない他,現在シリア国内で起きている政府軍と反政府勢力の衝突により兵力引き離し地域(AOS)にも影響が出ていますので,同地域には近づかないようにしてください。
また,ゴラン高原には地雷が敷設されたままの区域が存在し,このような区域にはその旨の警告と立入禁止の標識が掲示されていますので注意してください。
(2)西岸における注意事項
 西岸の比較的安定している地域に渡航・滞在される場合でも,時と場合によっては緊張が高まる可能性を念頭に置きつつ,常に現地の情勢に関する情報収集を十分に行うようにしてください。  
西岸への入出域を管理する検問所では,パスポートの提示を求められるとともに,情勢によっては通行が閉鎖されたり,通過を許可されない場合がありますので,注意が必要です。また,多数のイスラエル軍兵士が集まっている場所,分離壁を含む軍事施設,
パレスチナ自治政府施設,難民キャンプ,工場及びデモ等には近づいたり写真を撮ったりしないようにしてください。 西岸ではヒッチハイク中の非パレスチナ人が巻き込まれる誘拐事件も発生しています。
西岸内の移動ではヒッチハイクを利用しないようお願いします。

(3)ガザ地区における注意事項
 真にやむを得ない事情でこれらの地域に渡航・滞在する場合は,国際機関や現地事情に詳しい現地パレスチナ人によるエスコートを得るなど、
所属企業や団体等を通じて組織としての必要かつ十分な安全対策をとってください。具体的な安全対策の計画に当たっては,実際の渡航・滞在に先立って,民間警備会社等の安全対策の専門家に相談を行い,
所要の身辺警護措置や防護措置が講じられている宿泊施設の利用等の必要かつ十分な安全対策をとってください。また,実際の渡航・滞在に際しては、現地の最新情報の入手に努めるなど十分注意するとともに、
必要に応じ在イスラエル大使館と連絡をとって下さい。夜間の移動は危険性が高まるため,暗くなってからの移動は避けてください。さらに,パレスチナ暫定自治政府施設,難民キャンプ,工場,デモ等には近づかないようにしてください。
十分な安全対策をとることのできない場合,渡航の取りやめ及び国外への退避をお勧めします。

(4)現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく,在イスラエル日本国大使館に「在留届」を提出してください(3か月以内であっても比較的長く滞在される方については「在留届」の提出をお勧めします)。
また,届出事項に変更が生じたとき又はイスラエルから転出する(一時的な旅行を除く)ときは,その旨を届け出てください。なお,「在留届」は,在留届電子届出システム(ORRネット,
http://www.ezairyu.mofa.go.jp )による登録をお勧めします。

また,郵送,FAXによっても行うことができますので,在イスラエル日本国大使館まで送付してください。


(問い合わせ窓口)

○外務省領事サービスセンター  

住所:東京都千代田区霞が関2-2-1

 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902

(外務省関係課室連絡先)

○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)

 電話:(代表)03-3580-3311(内線)3678

○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)

 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2306

○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/              :http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.sap (携帯版)

(現地大使館等連絡先)

○在イスラエル日本国大使館  

住所:Museum Tower 19th & 20th Floor, 4, Berkowits St, Tel-Aviv 64238,ISRAEL

 電話:(市外局番03)695-7292  国外からは(国番号972)3-695-7292

 FAX:(市外局番03)691-0516    

国外からは(国番号972)3-691-0516  

ホームページ:http://www.israel.emb-japan.go.jp/

○在ラマッラ出張駐在官事務所(在ラマッラ日本政府代表事務所)  

住所:3rd Floor of VIP2, 200 Yazour Street, Al-Bireh, Ramallah  

電話:(市外局番02)241-3120,241-3121    

国外からは(国番号972)2-241-3120,2-241-3121  

FAX:(市外局番02)241-3123    

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