大使着任挨拶

令和元年12月26日

 新年明けましておめでとうございます。

 

 イスラエル駐箚日本国特命全権大使として着任してから早くも1年と4か月が経ちました。

 

 昨年の日イスラエル関係を振り返ると,経済産業大臣,五輪担当大臣及び地方創生担当大臣といった閣僚の訪問を含め,衆議院外務委員会一行,自衛隊統合幕僚長,観光庁長官,日本イスラエル商工会議所,経団連及びJETROデリゲーション等,幅広い分野でハイレベルの往来が相次ぎ,文字どおり両国の人的交流が活発化しつつあることを実感しました。

 

 また,2018年5月の日本・イスラエル首脳会談において合意された直行チャーター便が昨年9月に実現し,さらに,本年3月からの直行便の定期運航が決まったことを嬉しく思います。我が国への関心はイスラエルにおいてますます高まっているところであり,この直行便就航を契機に,両国の交流が一層進展し,友好関係が強化されることを確信しています。

 

 さらに,本年は東京でオリンピック・パラリンピック競技大会が開催されます。オリンピック・パラリンピックはスポーツの大会だけではなく,文化の祭典です。多くのイスラエルの皆さんに日本を訪れていただき,日本の伝統や様々な文化,最先端のテクノロジーに触れていただくことを願っております。当地でも,日本文化の普及を通じた対日理解の深化に向け,引き続き精力的に取り組んでまいります。

 

 また,大使館として今後ともイスラエル在住の邦人の皆様の安全確保を旨とし,皆様のご意見やご協力を頂戴しながら,あらゆる領域で一層良好な日イスラエル関係の構築に力を尽くしてまいりたいと思います。

 

 皆様方のご支援とご協力を賜りますよう,よろしくお願い申し上げます。

 新しい年が更に良い年になるよう祈念致しまして, 私の新年の挨拶とさせていただきます。

 

2020年1月

駐イスラエル特命全権大使

相星孝一

 

▶ 過去の大使メッセージへ