
海水浴シーズンに向けて
平成24年5月24日
暑い季節を迎えて、各地海水浴場には海水浴を楽しむ人々が増えてきました。
みなさまに安全に海水浴を楽しんでいただくために、いくつかの注意点をお知らせいたします。
海水浴場にかかげられているフラッグの意味
・WHITE FLAG
海水浴が安全に楽しめることを示します。
・RED FLAG
海水浴が荒波および危険な深層流などで危険であることを示します。
・BLACK FLAG
海水浴が荒波、危険な深層流および細菌汚染などで禁止されている
ことを示します。
シーズン中は各海水浴場にライフ・ガードが配置されます。なるべく、ライフ・ガードの目の届く範囲で泳ぐことをお勧めします。
各海水浴場の汚染の程度
イスラエル保健省では各地海水浴場の汚染の程度をホームページ上で発表しています。適宜、ご参考ください。
http://www.health.gov.il/English/Topics/Pages/ShoresMap.aspx (英語)
その他の注意点
・人気のあるビーチは汚物およびガラスの破片で汚染されていることがあるようです。
砂浜を歩くときはサンダルを履くことをお勧めします。
・クラゲに刺されることがあるようです。刺された部位の強い痛みおよび発赤、
全身の倦怠感もしくは呼吸困難を自覚した場合は、病院の救急外来を受診してください。
死海での遊泳
みなさまご存じのとおり、
死海は塩分濃度が高いため人間の身体は水面に完全に浮き上がります。
浮くから溺れることはないと考えるのは早計です。実際のところ、死海は水難事故の発生比率が高い場所として知られています。
以下の点をふまえて、安全に死海観光をお楽しみください。
水面に横たわったとき、手が湖底につかないような深い場所には行かない。
通常の海水浴と異なり身体の大部分が水面上に出るため、転覆して顔面が下になった状態になると姿勢回復が非常に困難です。
そのうえ、少量の海水の吸引でも、高濃度の塩分のため気道粘膜の腫脹をひきおこし呼吸困難に陥ります。
死海での浮遊体験は浅い場所でお楽しみください。
海水浴後は海水を真水のシャワーで洗い流す。
おなじく、高濃度の塩分のため皮膚には強い刺激となります。海水浴後は、すぐに真水のシャワーで身体を洗ってください。
また、肌の弱い幼児およびご高齢の方は死海での海水浴はお勧めしません。
顔面、髪の毛を海水につけない。
海水が目の中に入りますと、その強い刺激により角膜および結膜に重大な影響をおよぼすことがあります。
目の中に海水が入ることを防ぐためにも、顔面および髪の毛は海水につけないようにしてください。
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