狂犬病にご注意
平成24年2月23日
2月19日付、イスラエル保健省ホームページによりますと、Kibutz Kfar Pupin
(Beit She'an付近 地図リンク
Beit She'an)にて狂犬病に感染したジャッカルが発見されたそうです。
保健省は該当のジャッカルに接触した可能性がある場合には、
至急病院の救急外来もしくは保健所に行くことを勧めています。
在留邦人の皆様におかれましても感染予防の観点から下記の点につきご注意いただければ幸いです。
・狂犬病について
周囲の国々と地続きであるイスラエルでは、
狂犬病の流入を完全に阻止することは不可能であり、
野生動物だけではなくペットとして飼育されている動物の発症例が報告されています。
過去40年間、イスラエル国内での人間の発症例は報告されておらず感染機会は非常に少ないと考えておりますが
、一度感染してしまうと致死率100%という恐ろしい病気です。感染予防の観点から以下の点につき御注意ください。
・見知らぬ犬、猫などの動物には近づかず、触れたりしない。
(狂犬病は犬だけでなく、猫、狐、コウモリなどの哺乳動物からも感染します。)
・放し飼いの動物を威嚇するようなことは避ける。
・けがをして傷口がある場合、傷口を動物になめさせない。
(狂犬病は発症した動物の唾液から感染します。)
咬まれてしまった場合
・咬んだ動物を無理に捕まえないようにしてください。
(再度咬まれる危険があるため。ただし、飼い主が分かる場合は連絡先を控えておいたほうがいいでしょう。)
・傷口を流水で十分洗浄してください。(狂犬病ウイルスは動物の唾液中に存在するため洗浄により感染率が下げられます。)
・医療機関を受診しワクチンの接種を受けてください。(WHO方式では5回(0、3,7,14,28日)の接種)
*咬んだ動物の10日以上の生存が確認出来た場合は4回目以降のワクチン接種は省略できます。